アラックスエコファンクラブ


表彰式を行いました
◇開催:2019年11月16日(土)
◇会場:千葉市生涯学習センター
表彰式の様子








(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。)
ごあいさつ
千葉テレビ放送株式会社
篠塚 泉 代表取締役社長

まずはこのたびの台風など自然災害により被害にあわれた皆様に謹んで哀悼の意を表します。当社もさまざまな形で災害報道を行っておりましたが、まだまだ至らないところがございます。今回の経験を生かし今後の対応をして参りますのでよろしくお願いいたします。

第14回夏休みエコ絵画コンクールの表彰式にあたりまして一言ご挨拶を申し上げます。受賞された小学生の皆様、ご家族、学校関係者の皆様に心よりお祝いを申し上げます。また本日ご出席いただきました共催の千葉県環境財団様、特別協賛のアラックス株式会社様、協賛頂きました企業、団体の皆様、そしてお忙しい中審査にあたられた先生方に厚く御礼を申し上げます。

今年度の夏休みエコ絵画コンクールには県内各地の小学校や絵画教室など11,513点の作品が寄せられました。本コンクールは千葉県が進める総合的な環境学習の推進事業の趣旨に基づき、小学生の環境への興味や関心を深めてもらうことを目的として「未来のごみ箱」をテーマに平成18年からスタートしております。1回目の応募はわずか690点でした。そこから1万点を超える県内有数の規模まで大きく成長出来ましたのは、千葉県、千葉市をはじめとする市町村の皆様、アドバイザーの先生方などのご支援、ご協力の賜物と感謝を申し上げます。

9月から10月にかけて行われました審査会において厳正な審査を行い、県知事賞をはじめとする49の入賞作品と学校賞6校、200の入選作品が選定されております。本会場に展示されておりますが、受賞された作品は小学生の皆さんが描いたとは思えないような構成やアイデアが表現され、非常にレベルの高い作品ばかりです。

入賞作品の展示はこちらの会場の他、今後は三井ショッピングパーク ららぽーと柏の葉、成田国際空港第1旅客ターミナルビル、千葉県庁本庁舎19階県民展示コーナーでも開催される予定です。ご家族の皆様、また多くの方にご覧になって頂ければと考えております。

このコンクールが千葉県のこれからの環境行政、環境学習の分野で有意義なものになりますよう、皆様と共に今後も取り組んで参りたいと思っております。本コンクールの開催にご尽力を賜りました関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。本日は誠におめでとうございます。
一般財団法人千葉県環境財団
田谷 徹郎 理事長

本日は授賞式にお集まりいただき誠にありがとうございます。また受賞された小学生のみなさん、ご父兄、ご家族のみなさん、本当におめでとうございます。

このたびの台風15号、19号、そして21号由来の豪雨は千葉県に未曾有といってよい程多くの被害を受けました。恐らくに皆様の中にも何らかの形で被害を受けられた方もいらっしゃるかと思います。改めましてお見舞いを申し上げたいと思います。

第14回は1万1千を超える非常に大きな数の応募がございました。それだけ世の中で環境に対する関心が深まってきていると考えております。みなさま方の絵の中で多かったのが海のごみを描いた作品です。海は生命の源と言われていますが、そこが汚染されていく、最近はプラスチックごみについての報道もありますが、子供たちもそのようなことに不安を抱いていらっしゃるのだろうと拝見いたしました。

先日ある集まりで大学の先生に伺いました。そのお話をいたします。ここにお集まりのご父兄の年配ですとお分かりかと思いますが、最近気候が変だよね、昔は夏もこんなに暑くはなかった、熱帯夜で眠れない日が続くなという、昔と比較してその変化があることにご承知だと思います。ところが子供たちにとっては、小さい頃からずっとそうなので、恐らくこのまま大人になっても、昔からこの程度だったという認識になります。その先生はそのことが心配だというのです。こういった気候の変動が、大きな台風や大きな被害につながっているのかもしれないということが危惧されています。
学校でも家庭でも折にふれて子どもたちと、ごみのことや気候変動などを話題にしていただき、これからの環境を守る活動につなげていっていただきたいと思います。

千葉県環境財団では、草の根的環境活動に尽力される地域の方々に対して助成活動をしています。近年はその助成数も増加していますが、一方活動者の方々の高齢化も目立ってきています。学校や地域でぜひ私たちの制度をご活用いただきまして、生まれ育った千葉県の環境を将来につなげていただけますようお願いいたします。

最後になりますが、コンクール関係者の皆様のおかげで素晴らしい表彰式を迎えることができました。改めて厚く御礼を申し上げまして私の挨拶といたします。
アラックス株式会社
新井 隆太 代表取締役社長

これまでの挨拶と重なりますが、被災されました方、あるいはご親戚で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げますとともに、一日も早く普段の生活に戻られますようお祈り申し上げます。

まず、今日受賞される皆様、そしてご家族の皆様、おめでとうございます。また千葉県教育委員会をはじめ、そのほかこのコンクールにご協力いただきました多くの皆様に重ねて御礼申し上げます。

第1回からコンクールに関わらせていただきましたが、今回の作品を拝見しまして、「何かを表現したい」、「なんとか自分の思いを伝えたい」というような作者の情熱を強く感じました。またお家の方がいずれかの協力されていると思いますが、絵を描くことを通して、お子さんと一体となるような、ご家族の和やかで暖かい雰囲気を感じました。

このコンクールを長く続けることで、私は家族の輪の創造とともに、自分の思いを自信を持って表現していけるような、そのようなお子さまが一人でも多く育っていただきたいと思っています。私どももこのコンクールがさらに良いものになるよう磨き上げて参りますので、皆様におかれましては来年も参加を周りに呼び掛けていただき、多くの方が参加していただけるようお願い申し上げます。本日はおめでとうございました。
受賞よろこびのことば
船橋市立三咲小学校 5年
松本 紗季 さん

今日は千葉県知事賞という素晴らしい賞をいただきありがとうございました。

一生懸命に描いたのでとても嬉しかったです。今年はゴミや環境に対する自分たちの心がけや行動が美しい地球を作っていくという、意識の大切さを表現したかったので、ゴミのエネルギーによってきれいで豊かな星が作られていく様子を絵にしました。

私はこのコンクールがきっかけで自分が毎日出しているゴミや自然環境、明るい未来について真剣に考えるようになりました。この絵を見てゴミの問題を積極的に考え、取り組んでくれる人が増えたら嬉しいなという気持ちで描きました。

私はこれからもしっかり考え続けていきたいと思います。今日はありがとうございました。
審査講評
千葉県教育庁 教育振興部学習指導課 教育課程室
指導主事 江波戸 直希 様

このコンクールは次世代を担う千葉県の子供たちの環境教育、美的教育の育成にこれまで14回、大きく貢献されてきました。受賞された皆様本当におめでとうございます。一万を超える作品から選ばれた皆さんの作品ですが、年々レベルが上がってきていると思います。今年はマイクロプラスチックやバーチャルリアリティ、ドローンなど今の時代を反映した絵が特徴的でした。

選ばれた作品には優れた魅力がありましたが、それは皆さんひとりひとりの創造力だと思います。これからの時代は人類が生きていく上で環境問題が大きな問題であることはご承知のとおりと思いますが、みなさんの創造力あふれるアイデアが大きな宝となっていくと思います。未来を作り出し、人のため、環境を保全するアイデアです。豊かな感性に満ち、独創的な発想力・表現力の高いコンクールに今回なったと強く感じています。

作品に描かれたアイデアを改めてご紹介いたします。海のごみを食べつくしてきれいにしてしまうロボット鮫、みんなの出したごみを吸い取り浄化する巨大樹、自分自身が変身して資源を貧しい子や砂漠に届けるエコ鳥、ごみのエネルギーで地球そのものを美しくするアイデア、ごみを食べたクジラから美しく噴射する虹、新しい文房具が出てくるリサイクルランドセル、マイクロプラスティックなど海を浄化する魚、ごみをエネルギーにして花火大会ができてしまう鯨たち、蓮の中でごみをすてきなものに変えてコアジサシがそれを運ぶアイデア、川のごみをシャボン玉の中でリサイクルする装置。

作品には光り輝く創造力がありました。みなさんはこれからもこのような作品を生み出した力で、美しい心を忘れずにいろいろなことに挑戦していただきたいと思います。このような機会を作っていただいたコンクール関係者の皆様、ご指導いただいた保護者の皆様並びに学校の先生方に深く感謝をいたします。

結びにこのコンクールのますますの発展と皆様の一層の活躍を祈念しまして講評とさせていただきます。
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